◆目標 : 初段を目指す

将棋は初段に近い棋力の時が一番楽しいのではないかと思っています。
序盤の定跡が少しずつ身に付き、中盤の手筋を使っていけるようになり、
どのように駒をはこび、どうやって相手玉を追い詰めようかが見えてくる。
相手の構想に、自分の読みを加えてその一歩先をいく。
自分の思い通りに進んで勝ち得たときは何とも言えない心地がします。
また、初段を目前にひかえることで励みにもなります。
私自身もその頃が最も楽しく、また最も苦しい時期でもありました。
ぜひ教室に来てくれる子にも、同じ楽しさを味わってほしいと思います。

◆理念 : 礼に始まり礼に終わる

将棋にはゲーム、そして伝統文化としての二つの面があります。
この教室では伝統文化の一面から、対局時のあいさつを大切にします。
対局開始の「お願いします」、終わったときの「ありがとうございました」
負けた時は「負けました」ときちんと言えるようになってもらいたい。
目の前の勝ち負けよりも、対局は相手がいてこそと心遣う。
そのために礼儀作法をきちんとすることを知っていただきたいと思います。

◆お寺との関わり方

この教室はお寺でやっていますし、お寺の人が教えています。
もちろん、子供を含め若い世代の方がお寺に来てほしい、
来やすくなっていきたいという気持ちはありますが、
この教室で、仏教やお寺のこと、それに伴う話などはしません。
純粋に将棋のことだけを行っていきます。
ただ、場所がお寺ですので、本堂に入るとき、本堂から出るときは、
仏さまに一礼をしてもらう。
これは最低限のマナーだと思っています。
ご理解のほどをよろしくお願いします。


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